広告代理業としてのプレゼンテーションは、かつての奇をてらった手法が淘汰されてきてます。今までは「書面上のビジュアル」が多くの要素を占めて、全体製作費の大部分に至ったものでした。近年はPowerPointなどの簡易なドロー系書類制作ソフトが大幅なスペックアップを果たし、一般の営業職の方でも書類制作を簡単に達成できます。そして、プレゼンテーション資料の方向性は動画発表に向かい、また動画制作ソフトの利便性も大きく向上していることから急速に動画発表へと移行しているのです。

現在では個人が使用するパソコンのバンドルソフトでも簡単な編集ができ、高画質も相まって編集や効果も盛り込んだクォリティーが望めます。ドローソフトと互換させることで、書面上での資料作りよりも「簡易で効率の良い手法」として動画制作が出来るでしょう。動画制作のツールとしても専門的分野が崩壊して、空中撮影などもドローンを個人レベルで使用して撮影できるようになりました。CGの作成なども一昔前ではレンダリングに何十時間もかかったものが、個人のパソコンでも短時間でできるようになっております。

動画制作で必要となる素材にもフリーライセンスが浸透してきており、益々、紙を媒体にする必要性が少なくなってきます。直感に働きかける動画による訴求は「人に伝える方法」として、個人レベルや家庭レベルでも作成されて使用される時代です。動画作成によるプレゼンテーションは、まさに現在を生きる子供たちの必須科目とも言えるでしょう。